「オキシトシン」という言葉を聞いたことがありますか?幸せを感じると脳から分泌されるホルモンの名前です。テレビや雑誌などでは「幸せホルモン」と紹介されることもあります。

オキシトシンは脳の視床下部から分泌されるホルモンで、イライラしなくなり他人への愛情や信頼感を深める働きがあります。電話相談を受けていると「子育てにイライラする」「気分転換したいが時間がない」などのお声を聞きます。コロナ禍の今はストレス度が高くオキシトシンは不足しがちになっています。そこで手軽にオキシトシンを増やす方法を紹介します。

① セルフハグ   皮膚に加わる刺激は感覚神経から脊髄を通って脳に伝わります。自分で自分を気持ちよく抱きしめるセルフハグをしましょう。

○目を閉じゆっくり呼吸をしながら10秒から20秒ほど自分を抱きしめる。

○「頑張っているね」「お疲れさま」など、自分をいたわる言葉をかける。

○手のひら全体を使って腕をゆっくりさする。

②下の名前やあだ名で呼んでもらう

〇身近な人に親しみを込めて下の名前やあだ名で呼んでもらう。

他にも好きなアイドルや可愛い動物の写真・動画を見る、友だちと電話で会話する、また、感謝の気持ちを伝えあうのも効果的だと言われています。このような小さな幸せを感じるとオキシトシンの量は増えるようです。

育児に家事、そしてお仕事など忙しいかと思いますが、何か取り入れられそうなことはありましたか?できることを取り入れて、少しでも心地よく過ごせるとよいですね。

 

 

 

 

 

参考文献:CBCテレビ制作元気の時間496回(2022.2.27)