厚生労働省がまとめた「平成27年版 働く女性の実情」では、女性の労働力が大幅にアップしたことが報告されました。また、労働力率が上昇したすべての年齢(25~64歳)で、既婚女性の労働力率の上昇による効果が大きく、今や共働きがライフスタイルの主流になっているといえるでしょう。
そこで、家事の分担を見直してみませんか?ママが育児休業の間、家事や育児もを任せっぱなしになっていたパパや、頑張り過ぎて疲れてしまったパパがいるかもしれません。
家族全員が快適に過ごすために、「家事の見える化」を図ってみませんか?
「見える化」は、情報や物事の全体を誰にでもわかるようにすることです。
家事も見えているようで、見えていない部分が多いと思います。例えば、男性がすることの多い家事に「ゴミ出し」がありますが、「ゴミ出し」と「ゴミ捨て」は違います。「ゴミ捨て」はゴミの分別をし、決められた日に指定の内容のゴミを袋に詰め、袋をしばり、回収時間までにゴミ捨て場に持って行き完了です。「ゴミ出し」は、ゴミ捨て場に持って行くだけです。「炊事」「洗濯」「掃除」などと一括りにするのではなく、行動を細分化して書き出してみると、その家事の正確な分量と手順が見えてきます。
男性のほうが、物事を論理的に捉えるのが得意な傾向があるといわれています。ぜひ、「家事の見える化」をして、効率的な家事の分担を考えてみてください。
内閣府でも家族のコミュニケーションツールとして、「○○家の作戦会議」を出しています。PDFでダウンロードできますので、活用してみてください。