赤ちゃんがはいはいや伝い歩きを始めると、行動範囲が家中のあちこちに広がります。赤ちゃんの成長はめざましいので、昨日まではできなかったり興味を示さなかったりしたことも今日はできる、興味を示すということがあるので十分に気をつけましょう。
あらためて家の中を点検して赤ちゃんの安全を守りましょう!
【転びやすい環境のチェックを!】
電化製品のコードやカーペットのめくれなど、ちょっとした危険は気づきにくいので注意が必要です。また、床に物が散らかっているとつまずきやすいので、余分なものは片づけましょう。もしも転んだときの安全のために家具の角にコーナークッションを付けたり、ガラスに飛散防止シートをつけて衝撃をやわらげるようにしておきましょう。
【キッチン、階段の出入り口はガードを!】
キッチンはママやパパがよく出入りし赤ちゃんにとっても魅力的なものがいっぱいあります。ですが、刃物や火を使うとても危険な場所です。できるなら、入口にゲートをつけて、キッチンには大人だけが行くようにしましょう。冷蔵庫のマグネットも何かの拍子で落ちてしまうと誤飲の原因になることがありますので、使用を控えるか、使用する際にはマグネットの大きさや使用する高さなど十分に注意しましょう。
また、階段もはいはいで上り下りしてしまいますから、転落防止に階段の上と下の両方にフェンスをつけてガードするとよいでしょう。
【指挟み予防を!】
ドア、サッシ、引き出しには指をはさんでしまうという危険があります。ドアにはすき間ガード、引き出しやサッシにはストッパーをつけるなど、事故防止グッズを利用してその時期に合わせた対策をしましょう。
【やけど、感電に注意!】
赤ちゃんの皮膚は薄いので、低温、短時間のやけどでも重症化しやすいものです。家の中にある熱源は、すべてやけどの原因になりえます。ストーブやアイロンはもちろん、高温の蒸気が出るもの、熱い飲み物なども要注意です。炊飯器やポット、コーヒーメーカーなどは高いところに置き、コードも垂れ下げないようにしましょう。テーブルクロスは子どもが引っ張ることを想定して使わないほうがよいですね。また、感電予防のためにコンセントの差し込みはコンセントカバーでふさぐと、より安全ですね。
【水回りに近づけない!】
赤ちゃんは少量の水でも溺れる危険があります。おふろの湯は入浴後すぐに抜いて浴槽をカラにすると安全ですね。また赤ちゃん用の浮き輪などは、大人の手がすぐに届く範囲で使用することを前提に作られています。大人が洗髪や洗顔をしているときや、兄弟に服を着せたりとちょっと目を離した間に転覆や転落の可能性がありますので、浴槽で使うことはおすすめできません。
そして浴室はふだんからドアを閉め、赤ちゃんが入れないようにします。同じように、トイレのドアもきちんと閉める習慣をつけましょう。