生まれて間もない赤ちゃんは柔らかくふにゃふにゃしていて、抱っこしづらく感じるママやパパが多いようです。赤ちゃんは成長とともに体重が重くなりますので、肩こりや腰痛、そして腱鞘炎などに悩まされることも少なくありません。
そこで、できるだけママやパパの体に負担の少ない、赤ちゃんにとって落ち着く横抱きの仕方をお伝えしたいと思います。
〈抱っこの仕方〉
○赤ちゃんの両手を赤ちゃんの体の前(真ん中)にそろえます。抱っこをする前に赤ちゃんに声をかけると、赤ちゃんにも心の準備ができてよいでしょう。
○頭側の手は首から背中の方に、お尻側の手は太ももの裏を通してお尻あたりに差し込みます。ママやパパの体に密着させながら、首の付け根(頭と首のさかい)辺りとお尻を腕全体でしっかり支えて持ち上げます。
赤ちゃんの頭を肘の内側に持っていき、横にした姿勢で抱っこします。
○赤ちゃんの背中が丸くCカーブになるように抱っこすると、お腹の中での姿勢と同じようで赤ちゃんは安心できるといわれています。
〈コツと注意点〉
〇赤ちゃんの体がねじれないように気をつけましょう。赤ちゃんの鼻とおへそを繋げたラインがまっすぐになっているかチェックするとよいでしょう。
〇横向きで抱っこされている赤ちゃんの膝がお尻より高い位置にくるようにします。(膝がかるく曲がった状態)お尻側の腕に、赤ちゃんの膝の裏側がのるようにし、赤ちゃんの脚がM字型(脚を開く)になるように気をつけます。
〇赤ちゃんの頭の位置は、ママやパパの鎖骨のあたり、耳は胸に当たる位置にします。赤ちゃんの頭と首をまっすぐにして、ママやパパの手にそうようにして、目をあわせられるようにします。
〇ママやパパの体にかかる負担を減らすために,15分くらいで抱く向きを変えましょう。
そうすることで、赤ちゃんも左右両方向くことができます。
〇抱っこしているママやパパの両手を組んで支え、肩甲骨を広げて背筋を意識すると抱っこが楽になります。鏡で姿勢をチェックしてみましょう。(イラスト参照)
時々深呼吸して、少しずつ抱っこに慣れていけるといいですね。
参考資料:NHKすくすく子育てch ママも赤ちゃんもきもちいい、抱っこ
鎌倉市大船すくすくまことクリニックHP 赤ちゃんが安心できる抱っこの方法
はち歯科医院HP 新生児から取り組みたい抱っこの仕方