ベビーフードは便利だけどやっぱり赤ちゃんには手づくりの離乳食を食べさせたい。でも毎日つくるのは面倒というママは多いですね。離乳食づくりをパパッと簡単にすませるには、時間があるときにまとめて作って冷凍しておくのがおすすめです。ついでにママの食事も用意できる便利なものをいくつかご紹介しましょう。

【離乳食初期編】

<おかゆ>
 10倍がゆ=5分がゆ(同じものです)・・・容量でお米1に対して10の水を加えて炊いたおかゆのこと。
(例: 大さじ2杯(24g)の米に対して水300mlの割合で作ると、10倍がゆが240gできあがります。これで、赤ちゃんの約一週間分になります。)

お鍋で炊くのは大変。最近は炊飯器(おかゆの目盛りもあり)にほとんどおかゆのメニューがついていますから、まとめて炊いてしまうと簡単です。5分がゆの目盛りにあわせておかゆをまとめて炊きましょう。おかゆが少しさめたら1回分20-30gづつラップで包み冷凍します。冷凍したおかゆは一週間で使いきるようにします。

●赤ちゃんに食べさせるときは、ラップをはずし小さな器に入れ電子レンジで再加熱します。スプーンやホークでなめらかにつぶします。水分が蒸発してかたくなったときは、お湯を足して調節しましょう。慣れてきたら野菜ペーストやしらす干をトッピングしたり、おかゆがあれば安心ですね。                                                                  

●大人用⇒ たくさん炊いたら、熱々のおかゆに、細ぎりにしたレタスや長ねぎ、白身魚のお刺身をのせ、ごま油をかければ海鮮がゆのできあがり。卵を落としてのりやごまをいれたり、刻んだトマトとパルメザンチーズなど、いろいろのせてママのお昼ごはんにいかがですか?

<野菜ペースト>
にんじん、キャベツ、玉ねぎ、じゃがいもなどをまとめて煮て、すりおろしたりつぶしてペーストに、野菜スープもできてしまいます。
(材料)
にんじん   小1本・・・皮をむき2-3個に切る。
キャベツ   2-3枚・・洗って芯をとる
じゃがいも  中1個・・皮をむき1/4に切る

(作り方)
鍋に切った野菜を入れてかぶるくらいの水を加えて火にかけます。野菜が全体にやわらかくなったら、火を止めます。熱いうちにじゃがいもを取りだし、フォークなどでよくつぶします。さめたら、にんじんを取りだしすりおろします。(ゆでてすりおろすとなめらかで楽)キャベツは取りだし包丁でみじん切りにします。野菜1種類づつラップに薄く板状に包み、なるべく急速に冷凍しましょう。(凍ってから取りだしやすいように箸などで線をいれておくとよい)ゆで汁も冷まし製氷皿などアイスキューブにしておくと便利。どちらも、一週間で使い切ります。

●赤ちゃんに食べさせるときには、板状に凍った野菜を割って必要な量を取りだし、ゆで汁のキューブを加えてレンジで加熱します。キャベツの場合は水溶き片栗粉を少し加えてさらに加熱してとろみをつけるとよいでしょう。じゃがいもはミルクを加えてポタージュにしたりいろいろ使えます。                                                             

●大人用⇒ 野菜を多めに煮て赤ちゃんの分を取りだしたら、コンソメとザク切りしたトマト、塩、こしょう、ウインナーなどを加えて10分ぐらい煮れば、具だくさんスープのできあがり。フランスパンをガーリックトーストにして添えていただきましょう。

<白身魚のでんぶ>
たい、ひらめなどのお刺身を使うと骨や皮がなく簡単。お刺身5から6切れをお皿に並べ、電子レンジに1分弱かけます。ペーパータオルに包み、パラパラにほぐしてできあがり。ラップで板状に包み冷凍します。一週間で使いきりましょう。

●赤ちゃんには、おかゆに混ぜたりじゃがいものマッシュに入れたりして使います。                             

●大人用⇒たいやたらなどの切り身を何切れか、まとめてゆでて火を通し、骨や皮を取ります。ペーパータオルに包んでパラパラにほぐしたら赤ちゃん用を取りわけて冷凍し、残りは鍋に入れます。砂糖、塩、みりん、酒を加え、弱火で水分がなくなるまで炒っていきます。パラパラになれば、味つけでんぶのできあがり。温かいごはんにのせていただきます。