共働き家庭が専業主婦の世帯数を上回るようになって10数年が経ちます。企業の育児休業制度が整い、出産後も働くママを応援する会社が増えているようです。
そして、パパにとってはイクメンが当たり前のような風潮がある中、パパが仕事と育児の両立に悩むケースが増えているとか。出産後にパパに起こるブルーな気分やうつ状態を「パタニティブルー」と呼び、マタニティブルーと同じような症状が、パパにも増加していると注目されています。
パパにとっても初めての子育ては、ママと同じように戸惑うことも多いものです。まして、仕事中心の生活が一変するのですから、赤ちゃんの夜泣きで眠れずに睡眠不足になったり、頭痛がしたり、気分が落ち込むこともあるでしょう。さらに、職場など周囲の無理解によっても不安や孤立感を強めることもあり、パタニティブルーは10%前後のパパが経験するといわれています。
パパには妊娠期がない分、赤ちゃんが生まれたあとの生活や精神面での大きな変化についていくのに時間がかかります。また、育児にも家事にも慣れていないパパには、何をしてよいのかわからず思い悩むこともあるようです。ちょっとブルーな気分に陥っても、自然のことと受け止めましょう。しかし、このような経験をすることで、より子育てに揺れるママの気持ちに寄り添うことができると思います。育児のこと家庭のことなどママとの会話を増やして、コミュニケーションをとることが大切です。二人で協力し合えれば、次第に不安や悩みは楽しみに変わっていくことと思います。
そしてこの経験を生かし、将来はイクボスをめざして、子育てに優しい会社を育ててください。