2015年に注目され流行語になった「ミニマリスト」という言葉はご存知ですか?「ミニマリスト」は必要最小限(ミニマム)のもので暮らす人のことだそうです。また、「断捨離」という言葉もすっかり定着し、テレビでも「住まいのダイエット」をテーマに番組が組まれるほどです。ものをたくさん持つことが必ずしも暮らしやすいわけではない、すっきりと気持ちよく過ごしたいと思っている人が多いのでしょう。
エンゼル110番でも「とっておき育児のコツ」で、片づけのポイントをご紹介しています。(「赤ちゃんのいる部屋の片づけ」https://www.angel110.jp/pleasure/2017/02/post-180.html)
持つもの量を決める、サイズが合わなくなったり使わなくなったりしたものは捨てるかリサイクルに回す、ものの定位置を決める、使う場所の近くに収めるなどは、片付け・収納の原則です。この原則は、赤ちゃんのいる部屋だけでなく、他の場所にも通用します。
さらに、家の中をすっきりさせるためには、「これって本当に必要?」と見回してみましょう。トイレの便座カバーやシート、玄関やキッチンのマット、台所の洗い桶や水切りカゴ。あってあたり前のものも、なくしてみるとまるで問題がなかったり、洗濯や掃除の手間が省けたりします。ちょっと、イライラ、モヤモヤを感じたときがチャンスです。必要かどうかなかなか答えがでないときは、一時的になくしてみるのもおすすめです。必要だなと感じたら、すぐに戻せばよいのですから。不要なものが減って家の中がシンプルになると、家事もシンプルになってママの負担も減ってくるでしょう。
食事についても同じです。日本は、和食に中華・洋食といろいろな国の料理を家庭の中に取り込んできました。でも毎日、日替わりでいろいろなメニューを考えるのは大変なことです。あまりに悩むようなら、日常は、定番メニューのローテーションや一汁一菜でもよいのではないでしょうか。そのように、食事の考え方もシンプルにしていくと、毎日の献立の悩みも減ってくるでしょう。
子育て中は、いろいろ忙しいですよね。だからこそ、いろいろなことをシンプルにして余裕を生み出していきましょう。