「赤ちゃんとどんなふうに遊んだらいいの?」「関わり方がよくわからない」と戸惑う方もいらっしゃるようです。新生児から1カ月くらいのねんねで過ごすことの多い赤ちゃんは、あやしても笑うわけでもなく、反応が返ってくることも少ないので、これでよいのか戸惑ってしまうのも当然です。

この頃の赤ちゃんも、物に触れたことを感じる感覚(触覚)と音を聞く力(聴力)は発達しています。ですからやさしくさわったり、語りかけてあげれば十分でしょう。何を語りかけたらよいのか迷ったら、授乳やおむつ替えなどお世話の様子を実況中継したり、「いっぱい飲めたね」「おむつを替えてすっきりしたね」などと声を掛けてあげたり、歌を口ずさむのもよいかもしれません。歌は子ども向けにこだわらず、ママやパパが好きな歌でよいと思います。

まだお世話に追われてそんな余裕がないと気にする方もいるかもしれませんが、赤ちゃんは日常生活の中で抱っこされ、ママやパパの声を聞いて、刺激を受けています。赤ちゃんが成長して反応がでてくると、「これをすると喜ぶんだ」と自然に遊びにつながることも増えてくるでしょう。そんなことを繰り返し、赤ちゃんとのお気に入りの遊びがみつかっていくとよいですね。