Q 子どもが生まれて、わが家でも災害への備えをしなければと思いました。備えといっても避難するときの持ち出し量と、在宅の場合に備蓄する目安がわかりません。どれくらい準備したらよいか知りたいです。(3ヵ月)
A 実際に準備するとなると戸惑ってしまいますよね。まずは紙おむつや、ミルクをお使いの方なら調乳に必要なものなど、育児に欠かせないものをリストアップしてみましょう。それらを一日にどれくらい使っているか把握しておくと備える量の目安になります。さらに「毎日使っているもの」「持ち出し用に備えているもの」など赤ちゃんのお世話に必要なものは1か所にまとめておくとよいでしょう。次いでお住いの地域の防災情報や備蓄品をチェックし、その情報をもとに避難先へ持ち出す物の準備を進めていくとよいと思います。以前は3日分を備蓄の目安にといわれていましたが、今は大きな災害の発生を考えると1週間分が推奨されています。ローリングストックといって日常で使っているものを多めに用意して、使った分を買い足していくやり方だと無理がないかもしれません。また、赤ちゃんの成長は早いので、使うものが変わったタイミングで見直しや入れ替えができれば理想的です。「災害への備え」というと特別なことのように感じるかもしれませんが、「もしも」がきたときに「いつも通りの生活」が送れるように備えておけると安心ですね。
できることから始めよう!防災対策 第3回-内閣府防災情報のページhttps://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/73/bousaitaisaku.html