話すことが好きで、2歳頃からよくお喋りするようになったのですが、3歳半を過ぎても発音がはっきりしません。特に「サ行」と「ラ行」が苦手で、「さ」が「タ」や「チャ」になり、「ら」が「ダ」になります。気になって指摘してしまうこともあります。正しく言えるようになるでしょうか?(3歳)
発音の発達は、身体の発達と同じで、個人差が大きいのです。体の動きがスムーズになってくるにつれ、唇や舌の筋肉を細かく調整して動かせるようになります。特に「さ行」と「ら行」は難しく、6歳近くになって最後に整うことも珍しくありません。自然に直っていくことがほとんどですので、指摘して言い直しをさせるのはやめましょう。例えばお子さんがラッパを「ダッパ」と言ったら、「そうだね、ラッパだね」と認めて、ゆっくりと、聞き取りやすい発音でお手本を示すようにしてください。日常生活の中で食べ物をよく噛んだり、キャンディをなめたり、はみがきやうがいをすることが唇や舌の発達をうながします。お子さんの話に耳を傾けながら、焦らずに見守りましょう。