医療専門職で体のことは詳しいはずの娘ですが、わが子となるとちょっとしたし変化が心配になるようです。予防接種では「接種後に万が一けいれんを起こしては大変」と、パパが不在のときは「泊りがけで来て」と頼まれます。(3ヵ月)
医療のことが詳しいと、知識が豊富な分、かえって不安も増すのかもしれませんね。
インターネットで症状を検索したり、動画サイトを見たりすると、あてはまるかもしれないと、さらに心配になってしまうのでしょう。
そこで、相談されたおばあちゃんが「それは大丈夫よ」と太鼓判を押せればよいのですが、「何十年ぶりに赤ちゃんを目の当たりにすると、ちょっと自信なくて」とエンゼル110番に電話をかけてこられる方も多くいらっしゃいます。確かに予防接種や果汁の与え方、離乳食のすすめ方などで変わったところもありますが、育児の根本は変わっていないはずです。
ママが、細かいマニュアルに捉われすぎて不安なときこそ、一緒に右往左往するのではなく、おばあちゃんはどーんと構えて受け止めてあげたいですね。
ご自分が育てたときの失敗談などで子育ては何とかなるものと伝えて、ママに自信をつけてあげられればと思います。
ママの心配度が高いときには、地域の保健センターや支援センターの保健師や保育士、心理士などの専門職への相談をおすすめします。身近な子育てサポーターを上手に利用して、ママの肩の力を抜いてあげたいですね。