後追いにうんざり11ヵ月

1歳前後はママとの一体感がとても強い時期です。常にママの存在を確認していたいので、ママの姿が見えないと、たちまち不安でいっぱいになります。ゆっくりトイレにも行けず、ママのうんざりする気持ちはわかりますが、子どもにはドアの向こう側の様子はわかりませんし、どのくらい待てばママが出てくるのかなんて、想像できません。そこで、世の中から大好きなママが消えてしまったと思うのです。

こんなときは、思い切ってドアを開けっ放しにしたり、声をかけ続けたりして、ママの存在を知らせてあげましょう。「一時、目の前から消えることがあっても、ちゃんとママが戻ってくる」という体験を積み重ねることで、やがて不安を感じないで待てるようになるものです。今は少し大変ですが、無理をして離そうと思わずに、むしろしっかりくっついているほうが、安心感も生まれ、「ママにべったり」からの卒業も早いのではないでしょうか。