娘は妊娠6ヵ月になり、少しおなかも目立ってきていますが、スタイルが気になるのか腹帯をつけたがりません。赤ちゃんが大きくなりすぎたり、冷えたりしないか心配です。(妊娠6ヵ月)
日本では妊娠5ヵ月に入った戌(いぬ)の日に、神社で安産祈願をし、腹帯を巻く風習が昔からあります。
これは犬が多産でお産が軽いことにあやかるためで、赤ちゃんの順調な発育と、無事安産で産まれることへの祈りが込められています。おなかの子が大きくなりすぎないようにとか、子宮の位置を安定させるといわれてきましたが、医学的には必ずしも必要なものではなく、世界的な習慣でもないようです。ただお腹の保護保温、腰痛予防、妊婦としての自覚を高めるなどの効果もあります。
腹帯には昔からあるさらしのものだけでなく、手軽なマタニティガードルもあります。ガードルタイプなら、一人でも簡単に着用できますし、ずれることもないので便利です。腹帯の着用は妊婦さん自身の自由ですが、腹帯のいわれやマタニティガードルの効果を話して、安産のお守りくらいの気持ちでおすすめになってはいかがですか。