つわりがひどい妊娠中・産後

つわりは軽いものから重いものまで人によってさまざまですが、50～90％くらいの妊婦にみられるといわれています。妊娠5～6週から始まって、20週頃には治まることが多いようです。つわりがひどくて食べられなくても、おなかの赤ちゃんに影響するとか、お産に異常が起こりやすくなるということはありませんので安心してください。

つわりのときはまだ赤ちゃんも小さく、それほど栄養を必要とはしていない時期ですので、一日3食きちんと食べようと思わず、「食べられるときに食べられるものを食べる」と考えましょう。空腹時に起こることが多いので、すぐに食べられるものを用意しておくとよいですね。また、油っこいものやにおいの強いものではなく、さっぱりとしたもの、冷たく口あたりのよいものが食べやすいと思います。人によって食べられるものも違いますから、あなたの食べやすいものでよいのです。ただ、脱水になるといけないので、食べられなくてもなるべく水分は取るように心がけましょう。

また、つわりは心理的な影響も大きいといわれています。何かに熱中していると症状を忘れていることはありませんか？気分転換に外に出たり、お友だちとおしゃべりしたり、好きな音楽を聴いたり、いろいろ試してみてください。

もし、においだけで吐き気がして食べ物をまったく受けつけないというような場合には、主治医にご相談なさってください。