エンゼル110番は、森永乳業株式会社の委託を受けて株式会社森永乳業ビジネスサービスが運営する、妊娠中から小学校入学前までのお子様に関わる皆さまを対象とした無料の育児相談窓口です。

1970年代は、高度成長期で核家族が急増し、育児環境が大きく変化した時代でした。その社会状況を背景に「子育てに関わる方々のお役に立ちたい」という思いから、1975年5月に、無料の育児相談窓口『エンゼル110番』を開設しました。 2022年8月には相談件数が累計100万件を超え、2024年5月には49周年を迎えました。また、エンゼル110番では看護学生などへ研修を行い、将来子育てを支える方々へ傾聴することの大切さ、電話相談で培ったサポートのポイント等をお伝えし、未来に繋げることも意識しております。

開設当時にご利用いただいたママがおばあちゃんになり、赤ちゃんがママになって親子2代にわたるご相談もめずらしくありません。また、パパからのご相談も増えています。ご相談内容は、「母乳とミルクのバランスがわからない」「何をどれだけ食べさせればよいか」といった“食生活”に関すること、「子どもを育てる自信がない」「周りに頼る人がいない。ワンオペでつらい」といった“相談者自身” に関すること、また、「妻のサポートをどうしたらよいか」「育児中の妻のメンタルが心配」といったパパからの相談などさまざまです。

いつの時代も子育ては試行錯誤の連続です。私たち相談員は、育児に関わる皆さまの抱えている不安・悩み・疑問を聴き、一緒に考えることで育児の不安を取り除くことができるようなサポートを心がけていきます。

これからもエンゼル110番は、育児に関わる皆さまが安心して子育てをするためのサポート・ネットワークの一つでありたいと考えています。

2024年度　エンゼル110番　相談員一同

エンゼル110番これまでのあゆみ.pdf