「はいはいをしないので心配です。前からうつぶせが嫌いで、うつぶせにさせると泣くのですが大丈夫でしょうか。どうしたらよいですか?」という相談を、ママから受けることがあります。

うつぶせを嫌がったりはいはいをしないで、つかまり立ちから伝い歩きを始めるお子さんもいます。心配することはないのですが、うつぶせになりはいはいすることで、腕や背中の筋肉の発達がより促されますので、工夫して遊びに取り入れましょう。

【対応法】  

 「うつぶせ」  

*赤ちゃんを大人の胸の上でうつぶせにさせ、前腕を支え上げる。

*うつぶせにするとき、バスタオルなどを丸めて作った、細長いロールクッションを胸の下に入れてあげ、上半身を支えやすくする。

*うつ伏せの赤ちゃんの前に興味のあるおもちゃを置いたり、声をかける。

「はいはい」(7ヵ月前後より)

*赤ちゃんをうつ伏せにしてクッションの上に赤ちゃんの両腕をのせ、太ももとお尻を前後に軽く押したり引いたりする。

*赤ちゃんをうつぶせにし、(30cmくらい前方)に好きなおもちゃやぬいぐるみ、音の出るものを置き、移動して取りたいという気持ちを促す。

*うつ伏せの赤ちゃんの両足の裏を押し、膝を曲げる。そうすると、赤ちゃんは伸びようとし、膝がのびて前進した経験ができる。うつ伏せにしたときに、徐々にほふく前進をする力をつけることができる。

【注意点】

*赤ちゃんから目を離さない。

*機嫌や体調のよいときに経験をさせる。

*畳や床など、固いところで行う。

*5分くらいから始め、嫌がったらやめる。

*一日に何回かすること。

あくまでも楽しい遊びの一環として笑顔で行ってくださいね。